冬の皮膚トラブルで、カサつくなどの症状はよく聞くお話ですね。
これは、乾燥による皮膚の水分量の減少がバリア機能を低下させるためにおこる「皮脂欠乏性湿疹」の可能性があります...。
バリア機能は、分泌された皮脂と水分が適度に混ざり合って皮膚表面を覆うことで、外部の異物や刺激をブロックし、健やかな皮膚を保つ役割を担っています。「皮脂欠乏性湿疹」は、乾燥だけでなく、洗剤などによって皮脂が洗い流されることで、さらにバリア機能が低下、食器洗いや水仕事の刺激が皮膚内に侵入、赤み、かゆみ、湿疹を引き起こすといったトラブルです。
冬の皮膚トラブルは、そもそものバリア機能低下をベースに、何かの刺激が加わることで悪化しやすくなると言えます。まずは皮膚本来のバリア機能をしっかり保ち、外部の異物や刺激をブロックできるような対策が必要です。
※また、治りにくい場合や悪化したときなどは、皮膚科などで専門医による適切な治療を受けるようにして下さいね。
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2021.11.02
冬の季節の皮膚トラブル...。